序章 ーjoshoー

料理レシピと書評

『いま、お金について知っておきたい6つの教え』

『いま、お金について知っておきたい6つの教え』

 

 

 

 

最近、お金や経済について勉強しようと思い、買ってみた本です。

お金関連の本では有名な本田健さんの最新著書で、たいへん読みやすいですよ。

 

お金に対して不安や恐怖、マイナスな感情を抱いている人にとって、

「そんなに怯える必要はないですよ」

「お金というものをいろんな方向から観察してみて、自分のお金に対する感情と向き合ってみましょう」

というメッセージが伝わることでしょう。

 

私が勉強になった箇所をまとめてみました。

 

 

働き方 

 

①従業員として働く

フリーランス、自営業として働く

③自分のビジネスオーナーとして、まわりに働いてもらう

④投資家として、配当、家賃、ロイヤリティー、印税収入をもらう

⑤働かない(労働せずに、家族、国からお金をもらう)

 

働くというとなんとなく①の会社や組織で社員として働くことが普通だと思ってしまいますが、選択肢は他にもあって並列しているということに気付かされます。

 

それぞれの世界のルールやゲームセットがあるので、

どれが自分に向いているか、どの方向にいきたいか

ゼロから考えてみてもいいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「豊かさマインド」を引き出す考え方

 

□「この時代、人は好きなことを選ぶことができる」

□「やってみると、うまくいくことが多い」

□「人生におけるすべてのことは、学びの経験だ」

□「自分の才能に驚かされるなぁ」

□「何が起きても大丈夫だよ、本当に」

□「人生は、結局望んだ通りになる」

□「私たちは今、かつてないほど豊かな時代を生きている」

□「未来は、明るく見える」

□「1年前よりも、いろんなことがうまくいっている」

□「誰でも豊かになれるし、それはとっても簡単なことだ」

□「これから、どんなにいいことが起きるんだろう?」

 

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自分が世界をどう見るかによって現実世界で起こる出来事も変わってきます。

 

SNSなどで暗いニュースを見ると、ついネガティブな感情に支配されそうになりますが、そういう時はこのリストを読んで自分の軸をはっきりさせましょう。

 

 

 

 

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お金のルール2つ

①時代を超えて通用するルール

②たまたまそのときに当てはまるルール

 

 

①時代を超えて通用するルール

 

「収入の範囲内で生活する」

「自分の稼ぎ力をつける」

「信用を積み上げる」

「応援される人になる」

 

 

 

②たまたまそのときに当てはまるルール

 

「不動産投資」

「株に投資」

「仮想通貨に投資」

 

 

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①のルールは当たり前のように感じますが、日常を過ごしていると忘れてしまいますね。

②については、うまくいっているときに注意する必要があります。

 

 

 

 

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お金の本で気をつけること

 

・仮想通貨でも米国株でも、すごく儲かった人がその体験を書いて、それがベストセラーになるので、その本が出る頃には、間違った情報になることが多い。

 

 

筆者の見立て

 

・これから始まる大きな変化は、30年に一度どころか、100年に一度の超ド級の激変の可能性があると感じている。

・資本主義の成り立ちの根幹を揺さぶることになる

 

 

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お金に関することの具体的な情報は時代に左右されやすいので鵜呑みにしないでくださいという内容でした。

本質的なことは抽象的でしか表現できないのかもしれません。

また、これから社会で大きな変化がくることを筆者は予言しています。

 

 

 

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これまでのお金、経済の歴史

 

この数百年間、国家も個人も経済至上主義で、自国(自分の)お金を増やすことに執着してきた

現在の資本主義は、長く見て400年、イギリスの産業革命以降だとすると260年の歴史がある。

労働力が必要→奴隷貿易の始まり

製品が過剰に生み出される→売り先としてヨーロッパ列強の植民地開拓→戦争

 

資本主義の歴史は、ずっと「富を独占し、増やす」ことが至上命題だった

 

筆者の見解

「私たちは、そういう暴力的な資本主義が、いよいよ終わろうとする、最後の姿を見ているのかもしれない」

 

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すごく簡単に資本主義経済社会をまとめています。

大まかな流れを掴むと全体像が見えてきますね。

 

私たちが生きている現代は、資本主義の転換期に来ているかもしれないという話を知れたのは大きな収穫です。

 

柄谷行人の「力と交換様式」や「資本主義経済の次にくる世界」という本が発売されていることからも、次の経済社会が来ることは予想できます。

 

資本主義経済の次にくる世界とはどんな世界なのか興味が湧きました。

 

 

 

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新しい時代への準備

 

「資産」と「負債」について知り、考えておくこと

 

・いまの有形資産を、いくつかの種類に振り分けておくこと

・いまの有形資産を、無形資産に変えておくこと

 

 

有形資産・・・お金に換算して、経済価値を数字で表すことができるもの

 不動産、株式、車、絵画、時計、現金。預金、仮想通貨など

 

無形資産・・・価値を金額に換算しにくいもの

 幸せな心、豊かな人間関係、健康、経験、知識、才能、スキル、親切さ

 資格、人脈、コンテンツ、人気など

 

 

賢い人は、有形資産と無形資産と両方を着実に増やす生き方を選んでいる

 

 

新しい時代では、有形資産よりも、無形資産が評価されることになる

 

お金や不動産に価値を見出す人が減って、つながり、信頼、感謝、応援などに人の意識が移っていく

 

 

 

 

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これからの時代は価値の転換が起こるのかもしれないですね。

 

自分のできることで人に与えられることを仕事にして

お金を生み出し、よい循環が生まれるように行動していきたいです。